鶏vol.2 「ふ化」

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今日もお疲れ様です小川です。

暖かくなってきましたが、冬の名残がある今の時期は

まだ寒く、春の陽気だと油断してると風邪ひきそうです。

ですが横須賀ではコートをしまえそうですね

 

 

前回から始まった「鶏シリーズ」ですが、

vol.1は【ひな(雛)】についてふれました。

以前テレビで、買ってきた卵を温めたら雛がかえった!!

という話題を耳にしたことはないでしょうか?

 

じゃあ、スーパーで売ってる卵を冷蔵庫ではなく、

ヒーターに入れたらみんな雛になってしまうのか。

どのような条件で雛は卵からかえるのか。

今回は『ふ化』についてふれていきます。

 

 

まず「ふ化」とは、動物が卵から孵る(かえる)ことです。

「孵化」と書きますが、携わっている方か、よほど漢字が

好きな方でないとサッと書けないと思います。

日常ではまず使いませんね💦

 

そして有精卵である必要があります。

(無精卵だと頑張ってもふ化しない!)

 

卵を母鳥が産んでから温め始めて、21日でふ化します。

このふ化までの期間は鳥類の種類によりますが、

普段みている白や茶の卵は21日でふ化です。

 

ふ化までの21日間を1日ずつあえて卵を割り、

ふ化直前までを観察した画像もあります。

興味のある方は調べてみてください。

※血管や内蔵系が苦手な方はご注意ください。こちらでの紹介は控えます。

 

~イメージ画像~

 

 

無事に雛にかえすための条件は温めることですが

その温度や湿度も大切です。

摂氏37~38度、湿度は60~70%と、人間にとっては

高温多湿な環境、ちょっとしたサウナです。

 

孵卵器(ふらんき:卵をかえすための機械)を開けると

むわっと感じます。 でも多湿にしないと気温を保つにも、

ふ化の時にも粘膜が固まってしまったりと雛の妨げになって

しまったりも・・・

 

また「転卵」、卵を時折ころころ転がす必要があります。

これは将来の雛を殻の内側に張り付かないようにするため

孵卵器は自動で転卵してくれますが、母鳥は自分で転がします。

↑もっと大型の孵卵器もあります!

 

このようなふ化に適した環境が揃って初めて雛が誕生できます

雛は、かえったばかりの時は体中が湿っています。

この時は温度と湿度が保たれていないとあっという間に衰弱して

しまうので注意!

 

まだちゃんと立ち上がることのできない状態でも、

殻を自力で割って出てきます。

 

 

実は卵の殻って丈夫にできています特に縦からの力に強いです

鶏卵で言うと、耐荷重がなんと約7㎏‼

いつも簡単に割っている卵ですが、それだけの負荷に耐えられる

頑丈さがあります

そんな頑丈な殻を破ってくる雛はすごいですね・・・

 

 

殻の頑丈さでいえば、有名な鳥がいます。 「ホロホロ鳥」というアフリカ原産の鳥類です。

こんなイメージ

 

ホロホロ鳥の卵の耐荷重は鶏卵の何倍もあるそうで、めちゃカタい。

固くて、硬くて、堅いです。ほんとうに硬い‼

 

卵かけご飯を食べようとして、茶碗で卵を割ろうものなら、

茶碗のほうが割れます。

 

鶏卵はカタいといえど、力を込めれば片手で割れますよね・・・

しかしこのホロホロ鳥の卵は割れない・・・

 

私もトライしましたが、全然無理。 最初はグシャっとなりそうで

恐る恐る握っていきます。 が、「あれ?」と思って本気で握ります。

しかし割れない リンゴを潰せるほどの筋肉自慢がやってみても、

やっぱり割れない。

 

農家さんに「割れた奴は焼肉おごってやる!」

といわれ皆チャレンジしますが全滅・・・

 

そんなホロホロ鳥の卵ですが、黄身が濃く、鶏卵に比べて

コレステロールが低い!健康に良い卵です。

1個当たり50~70円ほどとちょっとお高いですが、 みかけたら

ぜひ手に取ってみてください おすすめは、TKG(卵かけごはん)

 

 

横須賀市にも卵ブランドがあります。ぜひぜひ検索を

試しに買ってみるのも、お土産に買っていくのも良し

地元の方も、市外から来られた方も寄ってみてくださいね。

 

ではまた

 

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